JOB & PEOPLE職種紹介&インタビュー

JOB &PEOPLE職種紹介&インタビュー

先輩E直営店

主に都市圏を中心に展開する直営店で、商品の提案・販売・サポートを行っています。メーカーの旗艦店として、ものづくりへの考え方を現場と共有した増永眼鏡ならではの接客により、信頼に基づくお客様との関係づくりを目指しています。お客様と増永眼鏡の商品を結ぶ接点だからこそ、店舗スタッフの肩書は、接客係ではなく「アドバイザー」です。

Q.1

入社のきっかけを
教えてください。

前職は、眼鏡量販店の社員です。コロナ禍を機に転職先を探していた時、当時発信されていた下北沢店オープンスタッフの募集情報が目に止まり、問い合わせをしました。以前勤めていた会社の先輩が、「日本の眼鏡の歴史を語る上で増永眼鏡は欠かせない会社」と語っていたので、もともと非常に気になる存在でした。また、私は手仕事が好きで、どこかへ旅行に行く際にも地元の伝統的な技術が生み出したお土産を買うことが多いです。一つの「もの」を作り手が大切にこしらえ、使う人が大切に長く使う、そういう関係性に大きな魅力を覚えます。増永眼鏡のものづくりにも、その関係性を感じます。

Q.2

現在の仕事の内容を
教えてください。

一日の流れとしては、出勤後まずメールのチェックを済ませ、開店とともに朝礼、店内の掃除を行い、そこから閉店まで接客となります。ご来店いただいたお客様に対してご要望をうかがい、増永眼鏡の商品が持つ独自の魅力やポイントを紹介します。商品をご購入いただくことになれば、視力の度数を確認し、お客様のお顔に合わせてフレームを細かく調整します。度数確認は、基本、機械で行いますが、フィッティングのためのフレームの調整には、経験から生まれる技術とノウハウが必要です。資格はいらないながらも、1〜2年ほど多様なお客様を対応し、調整の数をこなすことが求められます。

Q.3

商品に関する知識は、
どうやって身につける
のでしょう?

入社してすぐオリエンテーションがあり、基本的な眼鏡の知識や、各商品・パーツに関することはすぐに身に付けられます。でも、増永眼鏡らしさについて本当に理解する機会となるのは、工場での製造体験です。実際に研磨や表面処理などを自らこなすことで、お客様への説明がリアルになります。また、私は職人そのもののイメージが変わりました。現場では、職人気質というよりは、みんな和気あいあいと仕事をしています。それでいて誰もが自分の仕事に誇りを持っており、その面白さを誰かに伝えたくてうずうずしているんです。楽しそうに鼻パッドを取り付ける若い社員や、まだまだ探究心があり、いろんなことに挑戦するベテラン社員を想像しながら接客していると、商品についての言葉に奥行きが生まれるように感じます。また、ものづくりへの親近感をお客様の中に育むことができるように思います。

Q.4

やりがいに感じる部分を
教えてください。

誤解を恐れずに言うと、クレーム対応です。トラブルが生じた時、その原因を徹底的に追求して解明し、お客様に丁寧にご説明します。ご共感をいただくまでに達することができれば、新たに増永眼鏡の商品への評価を抱いていただけることがあります。簡単ではありませんが、ここまで達することができれば、今まで以上の愛着を持っていただくことにも繋がります。先日ご対応させていただいたお客様は、経年劣化でプラスチックレンズが縮んでメタルフレームの枠に合わなくなったというご連絡でした。プラスチックレンズの特性を細かく伝え、パーツを交換して修理対応させていただいたところ、感謝してくださった上に、さらに新しく商品をご購入いただきました。直営店の店舗スタッフも、製造スタッフと同じく技術職です。誇りを持ってお客様に接することで、お客様に必ず伝わると思っています。

Q.5

今後、目指したいことは
何ですか?

増永眼鏡の商品を、たくさんの方の日常に取り入れてもらうために、どんな接客や対応が必要なのかをもっと追求し、磨いていきたいです。きっと当社だからこその接客スタイルがあると信じています。そのために、まずたどり着かないといけないのは、当社の大きな特徴であるものづくりの現場を体感できるような、「生産者の顔が見える接客」だと感じています。直営店が、生産者とお客様を一本の眼鏡でつなげる場所にしたいです。

Q.6

これから入社する後輩に
メッセージをください。

最初は、眼鏡のことを全然知らなくても大丈夫です。先述の通り、眼鏡の知識は研修で身につけられますし、その時々でわからないことがあれば、気兼ねなく質問できます。様々な経験を備えた先輩たちが、それぞれの持つスキルについて教えてくれます。120年の歴史を基盤にしながら常に進化を続ける増永眼鏡が見つめるのは、Made in Japanの先の「Made in MASUNAGA」。ここにしかない価値を、ぜひ一緒にお客様にお届けしましょう。人と触れ合うことが好きで、挑戦することを楽しく感じる方、お待ちしています。