JOB & PEOPLE職種紹介&インタビュー

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先輩D製造部
プラ加工課

メガネフレームは、大きくはプラスチックフレームとメタルフレームに分けられます。プラスチックフレームについて、素材加工から仕上げまでを手掛けているのが、「プラ加工課」です。多様な素材のプラスチック材に精密な加工を施し、複雑な形状に作り上げ、商品によっては異なる素材を組み合わせ、「良いもの」として誇れるプラスチックフレームを作っています。

Q.1

入社のきっかけは
何でしょうか。

私は、マレーシア出身です。留学生として福井工業高等専門高校に入学し、マレーシアのインターンシッププログラムで偶然、マレーシアにある増永眼鏡の工場に行きました。これが最初の当社との出会いです。その後、富山大学へ編入し、進路選択時に就職説明会へ足を運んだところ、当社のブースがありました。そこで増永宗大郎社長と対話をする機会がありました。「伝統と技術があり、マレーシアに工場があることで、母国に貢献できる」。そう感じて、入社を決めました。

Q.2

現在の仕事内容を
教えてください。

プラスチックフレームのフロント部分の作成を担当しています。フロント部分とは、レンズを固定する縁部分(リム)、左右のレンズを繋ぐ部分(ブリッジ)が一体となったものを指します。マシニングセンタと呼ばれる自動工作機械を用い、入力されたプログラムによってドリルなど切削工具を回転させ、板状のプラスチック素材を加工していきます。プラスチック素材は、色によって特性が変わるほか、温度や湿度に合わせて調整が必要なため、その都度、マシニングセンタに入力するプログラムを緻密に変更して加工を行っています。

Q.3

特にどんな点に
心がけていますか?

私の担当する、マシニングによるフロント部分の作成は、プラスチックフレーム作製の最初の工程です。私の工程でわずかな誤差が生じただけでも後工程に影響が生じることがあります。例えば、プラスチック素材が縮んでしまって最後の仕上げでサイズが合わなくなったり、ネジの位置がズレてしまったりすることなどが挙げられます。毎回、多様な商品の方向性や素材の特性など細かく配慮しながら作業を行っています。 当社では、設計から仕上げまで製造を全て一貫して行っていることで、メタルフレームの加工部門や、効率的に作業を行うための器具を作成する部門など、様々な工程との交流を図りながら、精密なものづくりの追求を行っています。

Q.4

やりがいを感じる部分に
ついて教えてください。

先にお話した通り、最初の工程ゆえに後工程への細やかな配慮が必要となるのですが、一方で、完成品を見た時の達成感はとても大きいです。時おり確認して感動を覚えています。毎回、素材が異なったり使用する機材が変わったりするので、全ての商品について100%の完成度を実現するのは難しいですが、一つひとつ仕上がりを100%に近づけるためのやる気が湧いてきます。各工程からのフィードバックを確認したり、直営店からの声を聞いたりしながら、もっともっと改善していきたいですね。

Q.5

増永眼鏡は外国人にとって
働きやすい会社ですか?

はい、そう感じます。私はイスラム教の信者で毎日お祈りをするのですが、当社内にはお祈りのためのスペースがあります。実は、自分のお祈りの慣習については、当初会社には伝えていませんでした。でも、以前、他部署の上司と一緒にマレーシアへ足を運んだ際、たまたま現地のデパートでそこにお祈りの場所があるのを見て、上司が、「必要じゃないの?」と訊ねてくれました。そして、当社内にもお祈りスペースが生まれました。国が異なれば生活スタイルや文化など、当たり前のことが異なったりします。でも、伝えればちゃんとわかってくれる。当社はそういう会社だと感じています。また、マレーシアの工場には当社のリーダーの一人である専務が常駐しているので、マレーシアだけでなく様々な国の異文化に対して、会社の理解が育まれやすいと思っています。

Q.6

これから入社する後輩に
メッセージをください。

楽しい会社です。いろんなことを学べ、いろんなことが体験できるところだと思います。当社は、若い世代の社員が多く、今後入社される若い世代の外国人の後輩のみなさんには、特に親しみやすいのではないでしょうか。私は月2回のペースで英会話教室を開催しているのですが、参加してくれている人は多いです。こんなふうに、海外出身だからこそ会社のみんなの役に立てることが他にもたくさんあるのではないかと思っています。入社を視野に入れている、外国人のみなさん、ぜひ一緒に会社を盛り上げましょう!