「当社は、良いめがねをつくるものとする。出来れば利益を得たいが、やむを得なければ損をしてもよい。しかし、常に良いめがねをつくることを念願する。」これは、1905年の創業以来、一世紀に亘ってめがねフレームの製造に携わってきた増永眼鏡の精神です。使い手の満足度を第一に、作り手が思いを込めて製作する品質主義の姿勢。それは、めがねづくりの各所に深く息づいています。たとえば、当社では新たなモデルを製作する際、すべて金型から起します。その過程で、デザイナーからの要望などにより微妙な調整が必要となれば、そのつど修正をかけ、場合によってはつくり直してしまうことさえあります。妥協のないこだわりが私たちのめがねつくりの全てなのです。
めがねづくりを貫くこだわりの意志は、品質管理や研究開発においても当然表れています。当社では、フレーム、デザインはもちろん200工程にのぼる製造過程をすべて自社で管理。これにより、全工程でクオリティの安定化を実現させています。また、研究開発においては、一つのテーマに的をしぼり、全社のベクトルを一つに結集させて問題を解決しています。当社の技術の一つである形状記憶合金の溶接は、その昔、無理だと諦められていました。しかし、当社は、専任の技術者が1年間、徹底的に実験・解析を実施し、不可能を可能にしたのです。一つのことに様々な方向から情熱を注ぎ、決してあきらめずに問題を解決していく当社の姿勢は、今後も変わることはありません。
人間の豊かな文化生活のために、めがねにできることは何なのか。今や、めがねに求められるのは視力補正という機能だけではありません。もちろん、ファッションだけでもありません。高速化する新しい時代、「見えにくい」といったストレスをそぎ落とす"視力補助"というテーマが浮かび上がってきます。それを当社はファッション性と機能性の先端を捉えながら実現させていきます。めがねとは、その時代の文化水準に合った存在。人間の生活を豊かにするために、めがねはあるのです。新しい100年後に向け、当社はこれまでのこだわりの姿勢を頑なに守りながら、100年後のめがねの新たな存在価値を創造していきます。
増永眼鏡株式会社 代表取締役 




















